DUMAFLORINE^®黒チューリップ由来機能性化粧品原料（COSMOS承認）

DUMAFLORINE（ダーマフロライン）：皮膚バリア機能の回復と真皮構造の改善機能を有するナチュラルコスメ成分（特許取得済）

科学的背景

生物学的シールド

環境衛生学の領域で近年注目されている概念に、光放射、環境汚染物質への曝露の全体を表すエクスポゾーム（exposome）があります。これら全ての要素はフリーラジカルの高生産を誘発し、その結果生じる酸化ストレスは、皮膚の老化促進の最初のステップになります。 このケースでは、炎症誘発性分子の分泌やメタロプロテイナーゼ産生が活性化され、微小炎症の増加が起こり、皮膚バリア機能と真皮構造に変化を及ぼします。 エクスポゾームの皮膚への悪影響を抑制するには、生物学的シールドである角質層を強化し、真皮を保護する必要があります。

作用機序

酸化ストレスに対するDUMAFLORINEの保護効果

DUMAFLORINEは、酸化ストレスを減少させ、角質層の厚さを増加し、真皮を増加させ、皮膚のホメオスタシスを維持して層の透過性を制限し、主な成分の合成を刺激して真皮機能を改善します。

本製品の原料

オランダ産の黒チューリップ（Tulipa gesneriana L.）

フランスの小説家、アレクサンドル・デュマによって黒チューリップの神話は世界中に広まりました。絶対的な美しさと神秘の象徴である黒チューリップ「クィーン・オブ・ナイト」がDUMAFLORINEの原料です。 オランダ産の黒チューリップ（Tulipa gesneriana L.）の香りに多く含まれる、強力な抗酸化力を持つ特定のフラボノイドを、花部分の浸軟で得ています。

科学的エビデンス

皮膚バリア機能を回復し、真皮構造を改善します

黒チューリップ（Tulipa gesneriana L.）はユリ科に属し、オランダで栽培されています。黒チューリップの花には強力な抗酸化力を持つ高レベルの特殊フラボノイドが含まれています。この抽出物は、水- アルコール浸漬で回収しています。

DUMAFLORINE 0.01%、再生ヒト表皮モデル、n = 3(10日間)。

コントロールに対し*P<0.05 DUMAFLORINEは酸化ストレスを70%減少。

皮膚バリア機能の回復

DUMAFLORINE 0.01％、3次元再生ヒト皮膚全層モデル、n = 9（42日間）。 コントロールに対し*P<0.05; *** P<0.001

DUMAFLORINEは、角質層の厚さを53％増加させ生物学的シールドを強化。

角質層の回復

DUMAFLORINE 0.01％、3次元再生ヒト皮膚全層モデル、n = 9（42日間）。 コントロールに対し*P<0.05; *** P<0.001

ストレス条件下で、DUMAFLORINEは、セラミド層の含有量、皮膚のハイドレーション、皮膚pHを回復。

バリア透過性の低下

DUMAFLORINE 0.01％、再生ヒト表皮モデル、n = 3（10日間）。 コントロールに対し ***P<0.001

DUMAFLORINEは、角質層の透過性を50％制限し、皮膚の恒常性を維持。

皮膚構造の強化

真皮の厚さ

DUMAFLORINE 0.01％、3次元再生ヒト皮膚全層モデル、n = 9（42日間）。

コントロールに対し P<0.001 DUMAFLORINEにより、真皮の厚さが400％増加(TGF-βが+30%*** )

真皮成分の合成

DUMAFLORINE 0.01％、3次元再生ヒト皮膚全層モデル、n = 12（42日間）。 コントロールに対し***P<0.001

DUMAFLORINEは、主成分の合成を刺激することにより、機械的な真皮機能を改善。

ヒアルロン酸（HA）ネットワーク刺激

3次元再生ヒト皮膚全層モデル、n = 9（42日間）。コントロールに対しP<0.05

HAネットワークにおけるDUMAFLORINEの多因子作用は、以下により皮膚の乾燥を防ぎ、真皮構造を維持：

• ヒアルロン酸合成酵素2（HAS2）およびcD44（特定のHAリガンド）の遺伝子発現の誘導
• ヒアルロン酸合成の増加

安全性試験

皮膚への刺激：非刺激性-「皮膚科学的に試験済み」

皮膚感作（Marzulli-Maibach）：非刺激性、低刺激性

眼刺激性（Het Camテスト）：実質的に刺激性なし

遺伝毒性（エイムス試験）：変異原性なし

光毒性（3T3 NRU PT）：光毒性の可能性なし

技術データ